歯を失ってしまったら歯を補う治療が必要です
奥歯を1本失ったまま放置しておくとどうなる?
健康な状態
歯がすき間なく並び、バランスを保ち安定しています。
歯肉や骨も健康です。
奥歯を抜きました
歯が無くなったことにより、全体の咬み合わせのバランスが崩れはじめます。
抜けたままにしておくと、お口全体に様々な障害が現れてきます
- 奥歯の咬み合わせが低くなり、前歯が出っ歯になります。
- 咬み合わせが乱れ、食べにくくなります。
- 歯のすき間に食べかすがたまり、ムシ歯や歯周病がひどくなります。
- 姿勢が崩れ、肩こりや頭痛、腰痛、顔のゆがみなど、全身的に影響が及びます。
人工的な歯で補う治療には3種類あります
ブリッジ・入れ歯・インプラントの違い
歯を失ってしまったら、人工的な歯を補う治療が必要です。
治療法にはブリッジ、入れ歯、インプラントの3種類があります。
それぞれの治療方法の違いや特徴について解説します。
長所
・治療期間が短い
・固定式で違和感少ない
・銀色なら健康保険で治療できる
・審美性にすぐれた素材を 使用できる(保険治療外)
短所
・両隣の歯を土台とするため、ムシ歯でない歯を削る必要がある
・両隣の歯に負担がかかる(将来、歯根破折の可能性がある)
・土台となる歯の状態により、ブリッジができない場合がある
長所
・治療期間が短い
・両隣の歯を削る必要がない
・健康保険で治療できる
・清掃しやすい
・薄い金属の板で作る入れ歯は異物感が少ない(保険治療外)
短所
・異物感がある
・噛む力は天然歯の15%
・審美性において劣る
・取り外しの必要がある
・将来、歯ぐきがやせていく
長所
・自分の歯と同じように噛める
・両隣の歯を削る必要がない
・他の歯に負担をかけない
・審美性に優れている
・固定式で違和感がない
・インプラント成功率は90%~95%
短所
・手術の必要がある
・健康保険で治療ができない
・治療期間が長い(約6ヶ月~1年)
・骨や全身の状態によってはできない場合がある
・タバコを吸う人にはお勧めできない
資料参考:プラネット