いろんな入れ歯
10月1日、大阪で入れ歯のセミナーを受講してきました!
テーマは「激突 保険の義歯vs自費の義歯」でした。
講師の先生は、村岡先生と天井先生。
どちらも超有名な先生で、村岡先生が保険の入れ歯について、天井先生が自費の入れ歯についてお話しされました。
保険で作れる入れ歯には安価であるというメリットがありますが、選択できる材料が決まっていたり、半年経たないと新たらしく作ることができないと言ったデメリットもあります。
これは当院で作成した入れ歯に限ってではなく、他院さんで作ってもらった入れ歯でも半年経たないと新しく作れない決まりがあるのです。
「違う歯医者で作ってもらったばかりなんだけど、合わないから新しくしてほしい」
ごく稀にこのような患者さんがいらっしゃいます。
①何度か調整してもらったが、これ以上行ったら先生に申し訳ない
②先生が勝手に歯並びを決めた
③自分で調整してしまい、合わなくなった
このような理由の方にお会いしたことがあります。
③は当院でも「やっちゃダメですよ~(^o^)」とご説明しておりますが、①と②については歯科医師と患者さんの関係性で解決できることではないかと思います。
もちろん、難しい症例であったり、歯茎の弱い方だとなかなか満足して使用していただくことが難しいこともあります。
その中で、いかに患者さん本人が納得できるかは、歯科医師の技術も当然のことながら必要ですが、義歯の作成途中やその前からのコミュニケーションの中で生まれるものだと思っております。
決められた制限の中で行う保険治療にはどうしても限界がありますが、その点自由診療(自費診療)では少しでも患者さんに満足してもらう治療ができるよう、時間を精一杯かけて行うことができるのです。
材料だけでなく時間も豊富に選べるのが自由診療のよいところでもありますね!
保険診療での義歯作成においてのコツや素晴らしいテクニックを村岡先生から、自費診療での義歯作成においてのいろんな症例や可能性についてを天井先生から、ここでは書ききれない多くの学びを得てきました。
あとは実際の診療でどれだけ患者さんのために活かすことができるのか。
「いい話を聴いたなー」で終わっては学びに行った意味はありません。
あくまでさかもと歯科クリニックに来院してくださる患者さんのために少しでも歯科治療を通じて貢献できるために、これからも日々精進していきたいと思います?