プロの常識
みなさま、こんにちは。
本日の更新は、受付兼TC佐久間です。
先日印鑑を作りました。
その体験がちょっとおもしろかったので書きます^^
実印、銀行印、認印を作りたいと申し出たところ、わたしの印鑑に対する知識不足をめちゃくちゃ注意され、30分ほど印鑑の大切さ、適した材料、象牙供給の現実、印鑑の保管方法などについて教えていただきました。結構強めの口調で、(怒って帰る人がいるんじゃないかと思うほど)最近の若い人は常識がないとか、結局は親が悪いなど、店長さんらしきおじさまの話を延々聞いた後に、疑問に思ったことを聞いてみました。
・ハンコ屋さんの常識は一般に広まっていないのでは?
・頭ごなしに言うようなスタイルはあまりよくない印象がしますが?
「正しいことを言うのに、人にどう思われるかなんて気にしません。自分は間違っているとは思いません。常識のない人が多すぎるので、義務教育に印鑑についての授業を取り入れるべきだと本気で考えています。いくら現代とはいっても日本文化なのだから日本人なら知る義務があります。でも、あなたのような人が多いという現実は、我々の努力不足でもあり、それが課題だと思っています。」
ちょっと癖は強かったのですが、おじさまの情熱を賞賛する気持ちで、結局そのお店で印鑑を作りました(笑)おかげさまで、一生使える印鑑と知識をゲットしました。
ただ印鑑を買いに行っただけで、かなりディープな話になってしまい、あとから思い出すと笑ってしまいますが、そのときの私は、おじさまの話を聞きながら、普段の自分の仕事について共通するものを感じていました。
当院で説明を受ける方の中には、「それ、初めて聞きました。」と言う方が多く、歯科業界の努力不足を感じることがあります。私も本気で、義務教育に取り入れてほしいと思ったことがあります。でも、それを待っていては時間がもったいないので、せっかく当院に来ていただいた人には、説明をさせていただこうと思っています。
ただそこで気をつけているのは、自分の常識は自分だけのものなので、相手の方の常識を非難してはいけないということです。正しい、間違いではなく、知ってる、知らないというだけなので、ただお伝えするだけです。コツコツ一人ずつお伝えしていき、知識の輪が広まればいいなと思っています。
決して強めには言いませんので、恐がらず質問してくださいね。(笑)